アパレルマシナリー事業

-「着心地」を支えるこだわりの技術-

縫製工場において使用される工業用ミシンの内、主にニット衣料などの縫製に使用される 「環縫いミシン」を製造販売しています。

快適でストレスのない衣服の着心地を支えるために、私たちは様々な研究開発と技術革新に邁進しております。
分速最高10,000回転の工業用ミシンは、工場やオペレーターの稼働を高め、 日々進化する機能性素材への縫製対応により、新たなアパレル製品の生産をサポートしています。

強み・事業の特徴

研究開発	縫製品ごとに特殊な縫い方をしたいという顧客要望に応える技術力 業界の課題であるミシンの油もれに対し、独自のオイルシールを開発 省エネや安全性向上、消耗品の削減等に向け純正DDモーターを開発
調達・製造	ミシンの根幹部分であるフレーム本体等では他社が外注を進める中、創業以来一貫して内製対応を継続 日本・中国・ベトナムに製造拠点を有し、グローバルな生産体制を構築
営業・販売	工業用環縫いミシンを中心に3,500種類超の製品ラインナップを有し、多様な顧客ニーズに対応可能
アフター サービス	世界中の縫製現場において、メカニックサポートや技術指導の提供が可能
品質管理	独自の検査基準に基づき、全工程で高品質を追求 ISO9001:2015/14001:2015/45001:2018の認証を取得

Topics

縫製工場の主な現場であるアジア諸国では、多くの工場従業員が早期離職してしまう現実があります。 縫製作業は手先の器用さや経験が必要であり、戦力となるには時間がかかります。 また、アパレル業界の傾向として仕様変更が多々あり、アイテムの切り替えは煩雑を極めています。 そのため、縫製工場では複雑な調整を必要としないミシンが求められています。 私たちのミシンは、使用者の利便性・操作性を追求し、縫製工場の多品種小ロット生産を支え、衣類の廃棄ロス削減や、効率化・省人化等の社会課題解決に貢献します。

縫製工場における課題解決を目指し、私たちは「デジタル制御ミシン」の開発強化に取り組んでいます。 縫製とミシンの調整をより省力化・自動化することで、縫製工場従業員の負担軽減と縫製効率の向上を図ります。

より幅広い顧客層へのニーズに対応するため、主に低価格市場の開拓を目的とした、価格競争力を有した機種の市場投入を進めております。 それにより、当社の対象顧客の拡大を図り、あらゆる顧客層からも信頼される企業を目指すとともに、PEGASUSブランドをより多くの縫製工場で導入いただく事で、縫製レベルの底上げに貢献します。

成長戦略・重点施策 ※中期経営計画（2024-2026年度）より

新製品開発	省力機器の開発（ユーザーフレンドリー対応） モーター一体型ミシンの開発 次世代縫製機械（デジタル制御）の開発 市場ニーズに即した縫製仕様への対応 縫製・技術に関する基礎研究に注力
生産体制拡充	ベトナム工場の本格稼働、加工設備の拡充 24時間生産システムの導入 中国との2大生産拠点体制構築 新規加工設備導入、生産能力拡充 多品種小ロット生産体制
販路拡大	新規市場開拓（南米、アフリカなど10ヵ国） 卸販売主体の代理店開拓（4ヵ国） 普及機種の戦略的投入 既存機種のブラッシュアップ 品質と価格バランスの取れた商品ラインナップの拡充 JUKI社との販売協力体制