自分のアイデアで
世界中の工場に貢献できる

２年目で初めて担当した、ミシンの針穴に空気を送り、糸を流すエアーブロー装置の改良設計です。それまで破損が多いというご意見をいただいていましたが、展示会で海外拠点のスタッフから高く評価していただけた時、やりがいを感じました。お客様の反応はもちろん、自分の考えたものが縫製工場で役に立っているという実感も、やりがいになっています。

入社後半年間、ミシンの機構や設計の基礎を学ぶ研修で、機械の動きの見え方が変わりました。それまでは機械全体の動きだけを捉えていたのですが、研修後は支点の位置や、それぞれの部品の役割を理解して機械を見ることが出来るようになったんです。陸上選手のフォームを見て、骨の動きが見えるようになった感覚に近いですね。現在の他社との共同開発にも、そこで習得した知識が役に立っていると思います。

まだ世に出ていない製品の設計に携わりたいです。設計は、お客様のニーズや技術力、コスト等、バランスを取るのが難しい業務ですが、それ以上に楽しみも大きいんです。現在は既存製品の改良に携わることが多いですが、いつか新しい発想で、まだ世の中に無い機構の製品を設計してみたいですね。